開けごま。

 我が家のリビングの扉には少し仕掛けがあります。
扉はいつも少しだけ開いた状態で、上部には扉につながったロープとそれを誘導する滑車、ロープの反対側の先には重りがついていて開いた扉を元に戻します。
下の部分にはちょうど犬の顔の高さに輪にした紐が付けてあります。

 飛鳥がうちに来て半年ぐらいの時、一緒に遊んでいるとふと扉に興味を示しました。


 何か予感がした私は飛鳥がかんで引っ張れるように扉の下のほうにフックを付けて紐を結んでやりました。

 奥さんの「そんなあほな…」を聞きながら、飛鳥に開けさせてみると、見事に扉は開きました。


 それ以来、飛鳥はリビングと廊下を自由に出入り家の中を気ままに行き来しています。

 両手が荷物でふさがっているときなど「飛鳥、開けて。」と言うと飛鳥が扉を開けてくれます。

 桃は飛鳥が開けるところを何度も見ているのですがいまだに出来ません。
とりあえず扉の隙間に無理やり鼻をねじ込み強引に開けていきます。

まあ、桃らしいと言えば桃らしいんですけど…。