黒柴「桃」 その六。
−変化・反撃・その後−
「散歩の時に飛鳥は勝手に立ち止まったり好きな方向に行こうとするけど、桃はちゃんと付いて来るし坂道では引っ張ってくれる。」
これはうちの奥さんの言葉です。
「あれ、桃は駄目だからペットショップに返すんじゃないんですか?」と聞くと、「別に返さなくても良いよ。」って評価が変わってるし…
相変わらず飛鳥に攻撃を加える桃ですが、飛鳥に変化が起きました。
いつも逃げまくっていたのですが、とうとう反撃に出ました。
優しくおとなしい飛鳥ですが、やっぱり柴犬。
それに桃より一回り大きいのです。
「キャン」と泣いたのは桃の方、初めて桃が流血しました。
今までいくら叱っても辞めなかった桃の飛鳥への攻撃が少し減りました。
やはり,犬は犬同士で,犬のやり方で決着をつけるのですね。
この話に結論はありません。
だって我が家の家族と飛鳥と桃は今も現在進行形でわいわいガヤガヤとやっているのですから、たった一つ言えるのは、桃は桃なりにがんばって我が家に暖かい居場所を見つけました。
おわり