忠犬「桃」


 私がたまに夜中にトイレに起きると、枕もとで寝ている桃はさっと飛び起きてついてきます。

 夕べも、そんな私に寄り添い寝床に戻るまで見守ってくれます。
奥さんにその話をすると、彼女が起きたときには桃は普通に寝ているそうです。

 「あんただけえ〜な〜。」と、うらやまし気に笑っておりました。