それだけは譲れない。

 血は繋がっていなくても姉か母親のように飛鳥を慕う桃。
見ていて羨むくらいの仲です。

 そんな桃が絶対に飛鳥に譲らないもの。
それが、毛すきブラシ。

 後ろで順番待ちをしている飛鳥をしり目にいつまでもブラッシングされています。




 やっと飛鳥の番になったのに桃は気に入りません。


 「あか〜ん、ブラシはわたしのもの〜。」

 いっぱいブラッシングされて…


 やっぱり寝ます。