秋の日。

 もう十五夜だというのにまだ暑さを感じる今日の昼間でした。
久しぶりの琵琶湖への散歩です。

 飛鳥はうれしくて車の中で大はしゃぎ、よくわかっていない桃もなんとなくソワソワ。

 でもいざ琵琶湖に着いて散歩を始めるとしっかりと暑いです。
私と飛鳥は、歩き始めて10分くらいでほぼギブアップ。

 奥さんと桃は、元気に走り回っています。
その奥さんも桃の若さにはついていけず途中でダウン、私に桃のリードを託します。

 公園の広場を縦横無尽に駆け巡り、走る子供を追いかけ、スケボーにダッシュし、あげくに琵琶湖を疾走するモーターボートを追いかけようとしていました。
その後も、広い草むらではハーネスから前足が抜けるくらい転げまわり、他の散歩犬さんにもちょっかいを出していました。
 これだけ暴れたらさぞかしのどが渇いただろうと持参したペットボトルの水を水入れに入れても一口なめるだけで飲もうとしません。
飛鳥はもともと飲まないので心配ありませんが、若い桃が飲まないのって心配しました。


 散々遊んでさあ帰ろうかと公園の遊歩道を駐車場に向かう途中。
突然桃が横に道をそれました。
 「どうした?」と歩みを止めると、そこはちょうど木陰になっていてベンチまであります。
傍には自販機までそろっています。

 帰る前にちょっと一服することにいて自販機で水を買って、試しに水入れに入れてやると桃がしっかりと水を飲みました。
なんと贅沢な犬でしょう。
 さっきやった水はぬるかったので飲まなかったのです。
まあ、そんな風に育てた飼い主の責任ですけどね。(笑)

 当の桃はそんなことは気にせずに木陰の涼しさを楽しんでいました。

 「ここ、涼しいよ〜。」(桃)

 「わたしゃ、もう疲れたよ。」(飛鳥)