実は…。

 いつも元気な我が家の黒柴「桃」ですが、実はとっても臆病だったのです。
階段を下りることができません。

 別に階段から落ちたわけではないのですが、一緒に降りようとしても足がすくんでしまします。

 上ることはどうにかできるのです。
でも、美味しいおやつを見せても、おもちゃでおびき寄せようとしても後ずさりをして絶対無理です。

 そんな桃の横を飛鳥は平然とすり抜けてさっさと一階に降りていきます。
その後ろ姿をなんだか羨ましそうに見送っている桃です。