「キュ〜ン。」

 休日の朝から私用で走り回っておりました。
午前中に何とか用事を済ませて家に帰りましたが、まだ書かねばならない書類やネットでの検索が残っていて犬たちをゲージから出してやれません。

 私が帰ったので桃はゲージの中でガサガサと発進準備。
でも、しばらくするとあきらめて静かになりました。

 私がちょうど電話をかけている時です。
消えそうな声で「キュ〜ン。」「ヒ〜ン。」と聞こえてきます。

 ゲージの中でほったらかしにされているのがよほど寂しいのでしょう、でも吠えると叱られると思ったのか鼻を鳴らして知らせてきます。

 これでゲージを開けると勢いよく飛び出してきて広げてある書類を踏み散らかされるのは必至なので、ここは心を鬼にして無視です。

 その後、奥さんがパートから帰ってきて出してもらった時の桃の顔は其れはそれはうれしそうでした。