CM関節症その2。(鍼を使わない鍼灸治療)

 私の右手の親指の付け根は外見からもはっきりと関節の変形が分かります。
 重いものを持ったときはもちろん、普段の簡単な動作でも痛みが走ります。
 以前の鍼灸治療では、直接患部に鍼を打って痛みや炎症を取っていたのですが、最近は鍼を使いません。
 患部の炎症を取るために体の別の部分には鍼やお灸を施すのですが、直接患部に鍼を打つとたとえ細い鍼でも刺激が強すぎるとのことで、筋肉を緩めるリハビリ(軽いマッサージかな?)を行います。
 仕事と痛みでねじれて凝り固まった筋肉を緩めるそうですが、軽く指や腕を持って動かすだけ…痛みもマッサージされてる感もないのですが、数十秒から数分のうちに痛みが取れて動かなかった指が軽く動くようになります。
 これで関節症が消えるわけではなく仕事をしているとまた痛みは出てくるのですが、施術を受けて数日間はとても快適に過ごせます。
 昔は数十本の鍼を使っていた鍼灸ですが最新の治療では数本から多くて十数本、鍼も短いものを皮膚に軽く打つだけです。
 古い感じのする鍼灸治療ですが、日々進化して副作用もなく、私の通う治療院は併設している診療所とリンクして最新の治療を行っています。